徳丸の雁行型マンション





徳丸六丁目にある1982年築のマンション、三高徳丸パークハイツ。
ちょっと形状が気になったので取り上げてみました。


こちらのマンションは各住戸を斜めにずらした雁行型のマンションになっています。

最近のマンションではこんな構造にするのは都心の高級マンションぐらいしかないのではないかと思いますが、40年近く前だと結構あったのかな?とはいえこの辺りではほとんど見ないですけどね。

私もそこまで昔のことは知りませんが、物を作る時の考え方が変わってきてるよなぁというのは感じます。

昔は人手はたくさん掛けてもいいけどできるだけ材料費はかけない、という考えで作っていたのに対して、今は少しぐらいなら材料費が上がってもいいけど人手はかけたくない、みたいな。人手不足は深刻ですからね。

しかしここ最近のマンションは人件費だけでなく材料費のどちらも削ろうとしてますけどね…。



道路のラインと並行に住戸を作った場合の向きは東北東、雁行させる事により東南東になっているようです。普通に作れば若干北向きになるのを若干南向きにしているという感じ。

地図的にはすごい微妙な差のような気もするけど、実際の日当たりは大きな差があるのかも。。今ではほんと考えられない造りですね。





間取りはこんな感じ。リビングの北側の形状が少し変わってますが、住む分にはほとんど何も感じないレベルなのかな。


道路と並行に普通に建てられてたら、目に留まるような建物では全くないのですが、この道を通るたびにいつもちょっと気になる建物です。



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